SDGsについてはこちらで内容を簡単にご紹介していますが、ここからは各ゴール(目標)/ターゲットについて学んでいきましょう。
今回は、目標14について取り上げていきます。
目標14: 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
「14.1~14.7」はゴール14の達成目標を、「14.a」「14.b」「14.c」は実現のための方法を示しています。
※富栄養化:水の中に、プランクトンなどの生物にとって栄養となる成分(リンやちっ素など)が増えすぎてしまうこと。赤潮の原因になるなど、生態系に影響を与えるといわれている。
参考:
・公益財団法人日本ユニセフ協会HP
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/14-sea/
・グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンHP
https://ungcjn.org/sdgs/goals/goal14.html
・国際連合広報センターHP 2030アジェンダ
https://unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustinable_development/2030agenda
いかがでしょうか?
「海洋と海洋資源の保全」と言っても、様々な角度からの支援が必要なことがお分かりいただけたと思います。
ゴール14をさらに理解するために、関連図書を読んでみましょう!
『プラスチック・スープの地球 : 汚染される「水の惑星」』
ミヒル・ロスカム・アビング著 藤原幸一監訳 ポプラ社 (2019年11月)
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今や、海だけでなく、土壌、空気にまで蔓延しているマイクロプラスチック。地球は、プラスチックごみに覆われた、まさに「プラスチック・スープ」状態です。プラスチックが普及しはじめて現在にいたるまでわずか70年の間に、本来の地球とはまったくちがうすがたになってしまいました。このままで、生き物は生きていけるのでしょうか。私たちが向きあうべき現実とは? 私たちがとるべき行動とは? 環境問題の「今」を考えます。(出版社HPより)
『海洋プラスチック : 永遠のごみの行方』
保坂直紀著 KADOKAWA (2020年6月)
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この小さな行いは意味がある?
モヤモヤ感を解消しながら問題を考える(出版社HPより)
『海洋プラスチック汚染 : 「プラなし」博士、ごみを語る』
中嶋亮太著 岩波書店 (2019年9月)
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待ったなしの危機「プラごみ問題」.とりわけ海洋の汚染は深刻だ.ペットボトルやポリ袋が大洋の沖から海溝の底にまであふれかえり,微細なプラスチックが生物に大量に取り込まれ深刻な影響が懸念される.人気サイト「プラなし生活」運営者でもある若手海洋研究者が現状を報告,問題を整理し,現時点での解決策を提示する.(出版社HPより)
『海洋の未来 : 持続可能な海を求めて』
アンドレス・シスネロス=モンテマヨール, ウィリアム・チェン著 太田義孝編 太田義孝訳 勁草書房 (2021年8月)
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グローバル化により過熱する漁業と地球規模の気候変動は、世界の海と魚に多大な影響をもたらし、将来の世代に十分な魚を供給できるのかという懸念が広がっている。ネレウスプログラムは、生態学・地理学・資源管理学・人類学等の多様な分野から、海と人間社会の未来に必要な持続可能な漁業と海洋保全の実現のため、問題解決に挑む。(出版社HPより)