2022年度後期「学生選書ツアー」館長賞授与式を行いました

2023年1月20日 16時00分
2022年度後期「学生選書ツアー」で購入した資料のポップに対し、館長賞受賞作品が決定しました。
1月19日(木)に図書館1階プレゼンテーションルームにて、図書館長の唐澤真弓先生より受賞者へ賞状と記念品の贈呈が行われました。

―2022年度後期 館長賞作品―
『両手にトカレフ』 ブレイディみかこ著 ポプラ社 2022年
選書およびポップ作成 国際関係専攻専攻2年

受賞作は、他のポップと共に1階コミュニケーション・オープンスペースに展示してありますので、ぜひご覧ください。
また、上記の図書だけでなく選書ツアーで選ばれた本は、本学OPACから検索が可能です。「図書館からのおすすめ」の「学生選書ツアー」にまとめてありますので、ご活用ください。

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読書会を開催しました

2022年12月23日 16時00分
今回は、恋愛を前提としたコミュニケーションになじめない兒玉咲子と、恋愛的にも性的にも他者に惹かれない高橋羽が出会い、同居生活を送る様子を描く『恋せぬふたり』(NHK出版,2022)を題材に、ファシリテーターを図書館長の唐澤真弓先生とし、11/29、12/8、12/22の3回に渡り読書会を開催しました。
各回物語を通してそれぞれが感じたこと、考えたことを共有しました。
回を追うごとに新たな参加者が増え、より活発な意見交換がされました。
参加者からは「恋愛結婚出産など自身のライフプランについて考えさせられた」
「ディスカッションの中で私が考えてこなかった意見をたくさん聞き、大変刺激になった」等の感想が寄せられました。

物語の結末をどう受け止めたか、男女の友情は成り立つと思うか、子どもを持つことの意味等、あらゆる視点から多様なジェンダーについて考え、参加者それぞれの意見を聞き、共感したり、新たな価値観に触れたり、この読書会を通して新しい発見を得られ、充実した時間となりました。

2022年度後期「学生選書ツアー」で選ばれた本をポップで紹介しています

2022年12月14日 09時30分
10月15日(土)に実施された2022年度後期学生選書ツアーで、所蔵が決まった図書の一部を1階コミュニケーションオープンスペースで紹介しています。
選定した学生がその本の魅力をポップで紹介しています。

プレゼンテーションルームでも選定された図書をパネルで紹介していますのでチェックしてみてください。
今回の選書ツアーで選ばれた全図書は、本学OPAC画面の「図書館からのおすすめ」の「学生選書ツアー」でも確認できます。
こちらもご覧ください。

2022年度後期「学生選書ツアー」を実施しました!

2022年10月21日 13時37分
10月15日(土)に、2022年度後期学生選書ツアーを実施しました。
前期同様、紀伊國屋書店新宿本店に出向いての選書となりました。
今回は6名の学生が参加し、各々が時間いっぱいまで真剣に選書をしていました。終了後の感想では、
「選書する側の立場になって、いつもとは異なる形で書店の中を廻ることができました。」
「授業のことも思い出しながら、『この授業は○○について学ぶからそれを補強するものを選ぼう』などと工夫しながら選ぶ作業はとても楽しかったです。」
など、充実した声が寄せられました。

所蔵が決まった図書及び参加者のポップ・書評は、11月下旬より1階コミュニケーションオープンスペースにて展示予定ですので、ぜひご覧ください。

次回は来年度前期に開催予定です。

選書 選書

2022年度前期「学生選書ツアー」館長賞授与式を行いました

2022年9月27日 12時00分
2022年度前期「学生選書ツアー」の館長賞受賞作品が決定し、9月22日(木)に図書館1階プレゼンテーションルームにて、図書館長の唐澤真弓先生より受賞者へ賞状と記念品の贈呈が行われました。

―2022年度前期 館長賞作品―
フリースタイル言語学』 川原繁人著 大和書房 2022年
選書およびポップ作成 社会学専攻3年

受賞作は、1階コミュニケーション・オープンスペースに展示してありますので、ぜひご覧ください。
また、上記の図書だけでなく選書ツアーで選ばれたものは、本学OPACから検索が可能です。「図書館からのおすすめ」の「学生選書ツアー」にまとめてありますので、ご活用ください。


次回も、皆さんの参加をお待ちしています。

2022年度前期「学生選書ツアー」で選ばれた本をポップで紹介しています

2022年7月27日 14時00分
5月28日(土)に実施された2022年度前期学生選書ツアーで、所蔵が決まった図書の
一部を1階コミュニケーションオープンスペースで紹介しています。
選定した学生がその本の魅力をポップで紹介しています。
ポップの中から夏期休暇中に読みたい本を見つけてみませんか?

今回の選書ツアーで選ばれた全図書は、本学OPAC画面の「図書館からのおすすめ」の「学生選書ツアー」にまとめてあります。
こちらもご覧ください。

「ウクライナに関する資料展示」第3回ミニレクチャーを開催しました!

2022年7月7日 13時00分
ウクライナに関する資料展示の第3回「ウクライナの歴史を理解するために」に関連し、7月5日(火)12:30~13:10 23201教室において、ミニレクチャー「歴史学からウクライナを知るために ―ホロコーストとウクライナ―」が開催されました。

今回のミニレクチャーでは、第1回、第2回に講義をしてくださった柳原伸洋先生の司会のもと、東京女子大学名誉教授 芝健介先生をお招きし、歴史文化専攻の大江洋代先生とのトーク形式で行われました。

芝先生からは、ナチ研究・戦争責任の観点から、ロシアの侵攻を正当化するような言説には、ウクライナとナチスを同一視する言説が目立つが、それは歪曲された歴史であること、歪曲された情報に左右されないためには戦間期・大戦期のウクライナの状況について知る必要があるとの解説がありました。

大江先生からは、近現代日本史から、「ヒトラー」「ムッソリーニ」「昭和天皇」がSNSで併記されファシズムと批判されたことに関する問いが投げかけられました。

それに対して、芝先生からは、戦争犯罪の被害者の立場で考えた時に、第一次世界大戦で敗戦国ドイツ元首の責任を追及できずに終わったという事実があり、そのために第二次世界大戦では元首の責任が追及されないまま終わってはならないという、歴史的な背景についてご説明いただきました。
その後も、ウクライナの独立に関する歴史的な流れの話につながり、歴史的にみてもウクライナとナチス・ドイツを同一視するのは事実に即していないことや、キリスト教の中の反ユダヤ主義に関する話にまで話が広がりました。

40分とはいえ、今回のウクライナ侵攻の歴史的背景を知る濃密な時間となりました。

中学生職場体験 活動報告・展示のご紹介

2022年7月1日 11時05分

6月29日、30日の2日間、武蔵野市立第三中学校の生徒さん4名が、図書館で職場体験を行いました。以下は、生徒さん作成の活動報告です。4名の生徒さんがどのような経験をし、どのようなことを考えたのか、ぜひご一読ください。また、1階新聞雑誌閲覧室前には、生徒さん作成のポップを展示しています。こちらも併せてご覧ください。

武蔵野市立第三中学校の生徒さんの職場体験活動報告
今回の図書館での職場体験の2日間で私たちは、本のポップ作成や、資料回収、返本作業、装備作業、書架整備、蔵書点検、という図書館の裏側の仕事を体験しました。
資料回収は、利用された本を一冊一冊スキャナーでバーコードを読み取りながら回収する仕事です。
返本作業は、背表紙についているラベルをみて元の場所に戻す作業です。
装備作業では、図書館に置く前の本にラベルをつけたり、カバーをつけたりしました。
蔵書点検では、図書館の多読本コーナーのバーコードを読み取りました。

初めて図書館の裏方の作業をして、図書館で働く人の大変さを知りました。体験でさえ常に仕事があったので、通常はもっと忙しいのだと思います。
その中でも私は、装備作業が大変だと感じました。理由はすべて手作業で行っていたところです。私たちは、一人4冊ずつラベル張りやカバー張りをしましたが、一冊完成させるのにも時間がかかり大変でした。この作業を何冊分もやるのは、わたしには難しいと思います。
図書館の職員の方々は本当にすごいと思いました。

今回私たちは、東京女子大学の学生さんや、職員さんに向けた「中学生のおすすめの本」をテーマにした、ポップを書かせていただきました。61万ほどある本の中から私たち中学生が興味を待った本を選び、イラストや文と共に紹介しました。アニメ化されている作品や、直木賞を受賞した有名な作品もあるのでぜひポップを読んで、気になる作品があれば借りてみてください‼ 

展示

2022年度前期「学生選書ツアー」を実施しました!

2022年6月22日 12時57分
5月28日(土)に2022年度前期学生選書ツアーが実施されました。
実際に書店に行って選書をするのは3年ぶりとなりました。
今回は9名が参加し、111冊の所蔵が決定しました。
所蔵が決まった図書、参加者の書評を1階コミュニケーションオープンスペースで7月上旬から紹介予定ですので、ぜひご覧ください。
参加した学生からは、
「どの本もとても興味深いものばかりで、選定する時間を楽しみながら行うことができました。」
「選書ツアーに参加したことで普段触れない本に触れることができました。」
などの感想が寄せられました。
次回は2022年10月の開催となります。
 

「ウクライナに関する資料展示」第2回ミニレクチャーを開催しました!

2022年6月8日 15時59分

図書館では、ウクライナに関する資料展示の第2回「ロシア・ウクライナの文化を知る」がスタートしています。

その中の企画として、6月7日 (火)12:30~13:10 23101教室において、歴史文化専攻 柳原伸洋准教授による「ウクライナ戦争の情報に疲れてしまったけれども、しかし考えつづけたい東女生へ② ー情報の豪雨と文学という「雨宿り」の場ー」と題したミニレクチャーが開催されました。

第1回では、学問の視点から考えることを中心にレクチャーしていただきましたが、今回は、文学・文化の視点でお話しいただきました。

現代戦争にメディアそのものが巻き込まれていること、現代の戦争は地政学と時政学のハイブリッド戦争であり情報が豪雨のように降り注いでいること、速報性が特徴の「ニュース」は戦争を考えるには向かないことに対して、「文学・文化」は、立ち止まって考えることができるメディアのひとつであること、「文学・文化」を通して考えることによる「戦争との遠近距離の重要性」をお話しいただきました。

第3回、第4回もミニレクチャーを実施しますので是非ご参加ください!