資料タイプ別 情報の探し方

このページでは、資料の特徴や資料タイプ別の検索手順を紹介しています。検索手順を確認したいときや検索のヒントが欲しいときに活用してください!

図書の探し方 / 論文・雑誌記事の探し方 / 新聞の探し方 / レファレンス資料の探し方   統計の探し方 / 就職活動に役立つ資料の探し方


さらに詳しく知りたい方はこちら

リサーチ・ナビ(国立国会図書館)
調査のポイントや参考になる資料、便利なデータベース、使えるWebサイト、関係する機関など、調べものに役立つ情報を紹介しています。

東京都立図書館 テーマ別に調べるには「知っていると便利」シリーズ
さまざまなテーマごとに資料の利用方法を紹介しています。但し、所蔵情報は東京都立中央図書館のものですのでご注意ください。

図書の探し方

図書の特徴:信頼性が高いが、速報性は低い

図書の種類 特徴
入門書・概説書 専門分野の基礎知識がまとめられている。その分野の概要を知ることができる。
専門書・研究書 専門的な研究について、一定の評価が定まった情報が記載されている。特定のテーマについて体系的にまとめられていることが多い。


図書検索に利用する代表的なデータベース
・東京女子大学図書館OPAC(オーパック):本学の所蔵資料の検索
・CiNii Books(サイニィブックス):他大学図書館の所蔵資料の検索
・国立国会図書館オンライン(NDL ONLINE):国立国会図書館の所蔵資料の検索

論文・雑誌記事の探し方

ここで言う雑誌は、雑誌のタイトル毎のかたまりを意味し、雑誌記事とは違うことをまず理解しましょう。

雑誌の特徴
・定期的に継続して刊行される。
・一つの巻号(一冊)に複数の論文や雑誌記事が掲載されている。
・図書と比べると速報性が高い。
・信頼性の高低は雑誌(に掲載されている記事や論文)により差がある。

雑誌の種類 特徴
一般雑誌 実用性、娯楽性が高い。研究テーマによっては重要な情報源となる。
学術雑誌 研究結果や論文などが掲載されているため、専門性が高い。紀要や学会誌など、いくつかの種類がある。
<紀要>大学や研究機関などが発行する、その機関に所属する研究者の論文などが掲載されている雑誌。
<学会誌>学会(学術研究を目的とした、研究者の団体)などが発行する、論文などが掲載されている雑誌。掲載される論文は、査読(専門家が内容を審査すること)が行われている(=信頼性が高い)ことが多い。


論文・雑誌記事の違い

雑誌に掲載されている内容 特徴
論文 特定のテーマについて分析し、論じている文章。速報性高く、最新の研究成果などが書かれている。専門的な内容のものが多い。査読(専門家が内容を審査すること)が行われている論文は、論文の中でもより信頼性が高い。
雑誌記事 雑誌に掲載された一つの事柄についての文章で、論文と比べると学術性には劣る。事実、解説、意見などが書かれている。


雑誌を探すときはタイトル単位で探し、論文や雑誌記事を探すときは個々の論文・雑誌記事単位で探すため、雑誌を探すデータベースと、雑誌に掲載されている論文・雑誌記事を探すデータベースは異なります。雑誌を探す場合は、雑誌を探す代表的なデータベースである「東京女子大学図書館OPAC」を利用します。図書を探す手順と同様の流れになりますので、詳細はこちらをご参照ください。

◆:雑誌検索に利用する代表的なデータベース
◇:論文・雑誌記事検索に利用する代表的なデータベース

◆雑誌検索に利用する代表的なデータベース
・東京女子大学図書館OPAC(オーパック):本学の所蔵資料の検索
・CiNii Books(サイニィブックス):他大学図書館の所蔵資料の検索

日本語論文検索に利用する代表的なデータベース
CiNii Research(サイニィリサーチ):主に日本語の学術論文の検索

◇外国語論文検索に利用する代表的なデータベース
Academic Search Premier:全般的な分野の外国語論文の検索
JSTOR:外国語論文の検索

◇雑誌記事検索に利用する代表的なデータベース
・ざっさくプラス:明治時代初期から現在までの雑誌記事(全国紙・地方紙)、論文の検索
Web OYA-bunko(大宅壮一文庫雑誌記事索引検索Web版):明治時代から現在までの雑誌記事索引(一般雑誌)の検索

新聞の探し方

新聞の特徴
・速報性が高い。
・経過途中のこともあり、図書等に比べるとやや信頼性に劣る。
・「事実」だけではなく、「新聞社(記者)の主張」も掲載されている。
・同じ「事実」であっても、新聞社によって取り上げられ方が異なる。
・記録性に優れており、時間の経過で歴史的な資料になる。

新聞を利用する際の注意点
その記事の書き手は誰か
全ての記事を記者が書いているわけではありません。著名人のコラムや、一般読者の投書欄など、新聞記事の中にもいくつかの種類があります。そのため、常に書き手が誰であるかを意識して読む必要があります。
・複数の新聞を読み比べる
同じ事実でも、取り上げられ方(肯定的か否定的か中立か、政治面か経済面か社会面か等)によって受け取り方も異なります。特定の新聞(記事)を鵜呑みせず、複数の新聞を読み比べる必要があります。

新聞検索に利用するもの(掲載媒体)

掲載媒体 特徴
原紙 新着分は「新聞雑誌閲覧室」の新聞架に配架され、バックナンバーになると平積み棚に置かれます。さらに古いものは地階に配架されます。保存年限はタイトルごとに決められています。
縮刷版 過去の新聞が縮小印刷され、製本されています。『朝日新聞』『毎日新聞』『読売新聞』『日本経済新聞』は「新聞雑誌閲覧室」に3年分の縮刷版があります。それ以前のバックナンバーは地階Fに配架されています。
マイクロ資料 「地階マイクロ資料」に配架されています。マイクロリーダー機器を使い閲覧します。印刷も可能です。
CD-ROM 1階コミュニケーション・オープンスペース内の新聞検索優先端末で『明治の読売新聞』『大正の読売新聞』『昭和の読売新聞』が閲覧できます。
新聞集成、ニュース事典 新聞集成は重要記事を採録し、分類整理したものです。ニュース事典は記事の重要な部分を収録しており、掲載紙名、年月日がわかります。どちらも時代ごとに分かれています。
データベース 本学が契約している新聞検索データベースです。
図書館Webサイト「本学で利用できるデータベース」で、「目的」を「新聞・ニュースを読む」で絞り込むと、利用できる新聞検索データベースの一覧が表示されます。『読売新聞』が読める「ヨミダス歴史館」、『朝日新聞』が読める「朝日新聞クロスサーチ」、『日本経済新聞』が読める「日経テレコン21」等があります。
インターネット 各新聞社のWebサイトで記事を見られる場合があります。新聞社名が分かっている場合はGoogle等で検索します。どんな新聞社があるか確認したい場合は、図書館Webサイト「リンク集」に主要な新聞社のリンクを用意していますので、活用してください。



レファレンス資料の探し方

レファレンス資料の特徴
・「調べるための本」であるため、「読むための本」と違い通読はせず、必要な部分だけ参照する。
・関連情報や関連資料が記載されているため、特定のテーマについて調べる際の近道になることもある。
・通常、索引があり、調べたい項目にたどり着きやすくなっている。
・人名や言葉の意味を調べるもの、事実を調べるもの、文献を探すためのもの等、目的によって様々な資料がある。
・冊子体だけでなく、電子体(オンライン)で利用できるものもある。例えば「ジャパンナレッジ」のように、複数のレファレンス資料を横断検索できるデータベースもある。

レファレンス資料の種類
ここでは、事実を確認するためのレファレンス資料を紹介します。なお、下記の冊子体のレファレンス資料がどこにあるかを調べるには、「東京女子大学図書館OPAC(オーパック)」等を利用します。

資料の種類 特徴
辞書、辞典 ことばについての情報を検索する情報源。ことばを一定の順序に見出し語として並べ、解説を加えたもの。(国語辞典、漢和辞典、類語辞典等)
事典 ことがらや事物の名前、事象や出来事、地名や人名を見出し語とし、それを解説したもの。特に百科事典は網羅的、包括的にまとめられている。専門事典は特定主題を扱ったもの。
便覧、図鑑 便覧は特定分野を体系的に編集し、用語や事項を解説している。実例、諸表、図、挿し絵等が豊富に用いられている。ハンドブックに相当し、手軽に、簡便に情報を探し出すことのできる情報源。(歴史便覧等)
図鑑は写真や絵図を主体にして編集した図書。(植物図鑑等)
年表、年鑑 年表は情報を時系列に整理し、年代から情報を検索できるようにしている。(歴史年表等)
年鑑は当該一年間を対象に情報を整理したもの。統計、資料、図解などによって当該年間のトピックをはじめとする各種の事項を解説する。官公庁諸機関、業界団体、学協会等によって発行されている。(統計年鑑等)
地図帳 地図とともに、付録資料が添えられ地理便覧的な性格をもつものもある。

 

統計の探し方

統計の特徴
・状況を客観的に説明する材料となる。統計データをグラフで表すと視覚的にも説得力が増す。
・継続的に実施されている統計であれば過去と現在を比較することもでき、国や地域による比較、世代間や男女差等を比べることもできる。

統計の種類
<実施母体の違い>

統計 特徴
公的統計 各省庁や政府関係機関、地方自治体等が実施する調査をまとめた統計。(国勢調査等)
民間統計 業界団体や民間調査会社がまとめた統計。ビジネス用に作成されるものもあり、有料の場合もある。(NHKの世論調査等) 


<調査対象の違い>

統計 特徴
全数調査 対象すべてを調査するため、正確で詳細が得られる一方、莫大な費用や予算がかかるため、調査周期が長い。(国勢調査、商業統計調査等)
標本調査 対象の一部をサンプルとして抽出して調査するため、全数調査と比べると誤差を含みうるが、調査周期が比較的短い。(全国消費実態調査、住宅・土地統計調査等)


統計利用の注意点
・どのような目的で調査し、何を統計として示しているか確認して利用しましょう。
・上記「統計の種類」からわかるように、統計には作成主体や調査対象、周期、掲載母体等の違いがあることに留意しましょう。
・インターネット公開、冊子体ともに視野に入れて探しましょう。
・統計によって用語の解釈が違う場合があります。その統計の凡例で確認しましょう。 

統計検索に利用する代表的な資料(データベース)
・総務省統計局編『日本の統計』
・政府統計の総合窓口
e-Stat

就職活動に役立つ資料の探し方

インターンシップ、就職活動に業界研究、企業研究は欠かせません。就職活動の際に定番である『会社四季報』等の資料がオンラインで検索でき、リモートアクセスで自宅からの閲覧もできます。ここでは、就活に役立つ主なデータベース・資料を紹介しています。データベースはデータベース一覧から利用してください。

就活に役立つ資料検索に利用する代表的な資料(データベース)
日経テレコン21
1975年以降の日経各紙の検索、最新ニュース、統計・調査に加え、企業情報検索、人事検索ができるデータベースです。企業検索(「企業検索」等)や企業・業界研究(「記事検索」、「きょうの新聞」、「テーマフォルダ」等)、時事問題対策(「きょうの新聞」等)に利用できます。

東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー
東洋経済新聞社の刊行する経済・ビジネス・企業情報誌の閲覧ができるデータベースです。企業研究や業界研究、ビジネススキル向上に利用できます。
閲覧可能タイトルは以下の通りです。
『週刊東洋経済』『一橋ビジネスレビュー』『Think!』『金融ビジネス』『会社四季報』『会社四季報未上場会社版』『Japan Company Handbook』『就職四季報』『就職四季報・女子版』『就職四季報優良・中堅企業版』『役員四季報』『外資系企業総覧』『海外進出企業総覧』『大株主総覧』『日本の企業グループ』『CRS企業総覧』
この他、『週刊東洋経済』『会社四季報』等の別冊、臨時増刊、MOOKも検索対象となります。

Maruzen eBook Library
本学が購入した丸善の電子書籍が閲覧できます。一般常識やインターンシップの情報、エントリーシートの書き方などのタイトルを利用できます。

その他の資料
図書館にはキャリア・センターお薦めの図書資料コーナーがあります。
コミュニケーション・オープンスペースの壁側にありますので、館内で利用してください。